スーパー銭湯アイドルと呼ばれ、今大人気となっている純烈。
彼らの今までのCDをタイトルだけで見てみると、デビュー時は「涙の銀座線」、「キサス・キサス東京」、「恋は青いバラ」とあるように、彼らはムード歌謡を歌うのです。
今はやりの男性ボーカルグループにしてはかなり渋いジャンルの選曲です。
純烈が歌謡曲にこだわるのには理由があるのでしょうか?
もともとは酒井さんのアイデアから、と言われています。
まだ純烈がメンバーはそろっているものの所属マネージメント会社も決定していない時代、酒井さんは特撮撮影の際に足の複雑骨折という大けがをします。
その際に夢に出てきたのが前川清さん。
当時、酒井さんは「一生歩けなくなるかもしれない」と宣告され絶望に打ちひしがれているところでした。
しかし夢の中の前川清さんは直立不動で歌っている。そこで「これだ!」と思いついたのだそうです。
その夢を他のメンバーに力説したところ、最初は全員がピンとは来なかった様子ですが、酒井さんの「親孝行のために紅白に出よう!」の一言で、この路線で行くことに決めたそうです。
親孝行のためにムード歌謡、なんて素敵なアイデアです。
しかしもちろんすぐにはデビューできず、それぞれがボイストレーニングを受けるなど下積みの時代も非常に長いです。
そしてようやくトレーニングを3年積んだ結果メジャーデビューとなったのですから、路線は間違ってなかったといえるでしょう。
https://twitter.com/junretsu_gogami/status/956054588020412418
その高身長と礼儀正しさ、歌の素晴らしさからマダムの方々から今や絶大な人気を得ている純烈ですが、ディナーショーや大きい会場でのライブもこなせるようになってきました。
それでもやはり彼らは
「ホームはスーパー銭湯」
と言い切るところに男らしさを感じます。
彼らの音楽を楽しみたい!
という人はぜひ純烈公式サイトからユーチューブの公式チャンネルにアクセスしてみてください。
フルバージョンでその振り付けと歌が見られます。
さらにメンバーの今年の抱負なども見ることができます。
振り付け担当の友井さんは、酒井さんにピンクレディーの動画を見せられて
「こういうイメージでやってほしい」
と言われたそうです。
今は完全に純烈になじんだ振り付けになっていますが当時は相当困ったそうで、歌謡曲の世界はなかなか若いうちは馴染みがないので、苦戦もあったとのことです。
今年はぜひ純烈に親孝行、紅白出場してほしいとファンとしては応援したくなります。
いつか本当に親孝行してよかったと言えるグループになってほしいものです。